IT業界、40年やってます (老人の独り言) 

現在68歳、IT関連で勉強したい事が盛りだくさんで、目移り状態です(^o^)

OS の学習方法を考えてみた

久しぶりの記事アップ。

すこしOSを改めて勉強したくなり、教科書を物色してみました。

まずタネンバウム先生の本を2冊
これは MINIX3 本です。実際に動いているOSのコードを使っているので良いかと思いますが、先生おすすめのマイクロカーネルなので、少し?が

こちらは一般的なOSの概要とLinux, Windows 等のケーススタディーがあります。

Windows 上で QEMU って CPU エミュレータ上でウインドウOSを作った、700ページの本です。分かりやすいと評判が良いようです。

こちらは逆にリアルなH8/3069Fネット対応マイコンを使って段々とOSを構築してます。

下の本の解説本です。UNIX V6 が動いていたPDP-11 は最初に入った会社のミニコンです。

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 まだ DEC のミニコンPDP-11 でしか動作して無いし、UNIX が高額なライセンス(UNIXのソースライセンスが4万3千ドル(後に6万5千ドル)とか(教育機関向けだと800ドル→1200ドル))でリリースされていて、ソースコードは1970年代の日本の一般のコンピュータ関連の大学生では見ることが出来ませんでした。

アメリカでも同じか、この表紙にあるようにこっそりとコピーしている感じが分かります。
 当時日本の国立大学は国産コンピュータの縛りが有り富士通や日立のメインフレームを強制されてましたので、UNIXは論文や本でしか知ることが出来ませんでした。

この本の存在は以前から知ってましたが簡単には手に入らない本でした。一般の本屋さんで買えるようになったのは感動しました。

UNIX V6 ではいろいろな面で古いので、ANSI C で書きなおして、CPU を x86 を利用したもので MIT のOSの授業のために用意したそうです。