IT業界、40年やってます (老人の独り言) 

現在68歳、IT関連で勉強したい事が盛りだくさんで、目移り状態です(^o^)

昔話 パート7 アメリカ出張 Apollo Computer 本社

1985 年12月の マサチューセッツ州 Chelmsford のアメリカ本社で、自分が所属したのは研究開発部の User Interface Group で、グループのリーダーは Tom さん(名字は忘れた)総勢10名ほどでした。

彼の前の会社は Wang Laboratories で日本ではほとんど知名度が無いですが、けっこうアメリカでは有名なオフィス向けコンピュータメーカーだった様です。

グループにはアメリカらしく、彼が連れてきたメンバーが多かった様です。

あと在籍してたのが著名なコンピュータ科学者で、当時はソフトウェア技術者だった Jim Waldo (今はハーバード大学の教授)で、滞在期間中は彼のもとで仕事をしました。冗談っぽく言ってましたが、彼は Ph. D を持っています。Ph. D(Doctor of philosophy) って一般的に理学博士を指しますが、彼は哲学博士なんです。

 

グループで仲が良くなったのが、Domain Dialog 開発の Jim Romagna Andy Schulert。特に Jim との付き合いはその後10年以上続きます。Andy Schulertは MIT 出身で優秀なソフトウェア技術者って感じでした。

 

開発言語は全て Pascal でした。自分はあまりはっきりと指示を受けていたわけでは無いですが、Apollo の本社の意向は Jim Waldo が主導していた TML (Text Management Library) の国際対応のヘルプって感じですが。まだ最初は全く TML が出来てなかったので、特に割り当てられて仕事も無かった記憶が有ります。

 

自分で一番大事だと思っていたのが、DM(Diaplay Manager) の日本語化でした。

DMApollo WS にログインすると最初に立ち上がるマルチウィンドウの画面です。日本語フォントの画面出力は既に出来る様にして居たので、後はどうやって ソースコードを手に入れ 日本語フォントを組み込むか考えてました。

 

続く・・・